「今お時間大丈夫ですか?ありがとうございます!」で下僕化してしまう。

クライアントとの電話の時に、出足で使っている人がいませんか?

相手(クライアント)への配慮を考えている言葉だと思うのですが、これを多用してしまうと下僕化する危険性を感じるのです。

実際にいくつか周りにも起こってしまっているので、ちょっと言葉を変えるのはいかがでしょうか?

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今お時間大丈夫ですか?

この言葉を使うのはクライアントに電話する時ですね。

  1. トゥルルル…トゥルルル…
  2. 「◯◯ともうしますが、△△さまはいらっしゃいますか?」
  3. 「△△さま、今お時間は大丈夫ですか?」

このような形で、「今お時間大丈夫ですか?」とワンクッション置いていて利用する言葉ですね。

あまり意識はないかと思いますが電話というのは、相手の時間を遮るツールです。

相手がご飯を食べているかもしれない、相手が会議に出ているかもしれない…それでも電話がなってしまったら出るしか無いのです。一方的に、対応する必要が出てきてしまうのですね。

逆にメールでの連絡は、相手の時間は遮りません。相手は好きなタイミングで連絡事項を確認すればよいですし、いつ見ても、いつ返事しても、それは相手次第です。

そのような相手のことを考えると、メールのほうが「負担をかけていない」という気持ちが働くのでしょうか。

それが電話をかける必要が出てきた時に、「いま大丈夫ですか?と聞くことで「相手に迷惑をかけてない」という気持ちや安心感が生まれると思うのです。

相手のタイミングも考えている、その配慮から出てくる現代に合った言葉です。謙虚で日本人らしい、いい言葉ですよね。

相手側(クライアント)としても、タイミングが悪ければ「今は忙しいから、あとでね」と断りやすいです。実際に、自分宛に電話がかかってきたときも、「タイミング悪いから、こっちからかけ直すね」「ちょっと忙しくてゆっくり話せないから、メールを送ってほしいな?」と言いやすいのもあります。

お互いの都合を合わせた上で、調整しやすく、無理をしないコミュニケーションが出来るわけです。

「ありがとうございます!」の意味

前述している危険性というのは、「今は大丈夫ですか?」「いいよ!」のあとに来る「ありがとうございます!」という感謝の言葉。

この「ありがとうございます!」は、前述した日本人の良き謙虚から逸脱した感じがしませんか?

「ありがとうございます!」に含まれた言葉は、

  • 対応していただいて、ありがとうございます
  • 貴重なお時間をいただいて、ありがとうございます
  • 私とお話させてくれて、ありがとうございます

のような意味合いしか残らないのです。ちょっと大げさかもしれませんが。

そもそも、お互いのタイミングを計ろうとした「今大丈夫ですか?」だと思うのです。簡単に記載すると、「こっちから電話かけたけど大丈夫?」「おお、今は話せるよ、大丈夫」のやりとりを丁寧にしただけです。

お互いにビジネス上のパートナーであり、これから何かしら協働してビジネス展開をさせていく立場です。いくら発注者・受注者の関係があろうとも、指摘すべき時や反論するべき時は、クライアントにビシっと言えなくてはなりません。

しかし、この「ありがとうございます!」で主従関係を自ら認めてしまった言葉なのです。

下僕化が加速する

「ありがとうございます!」と言ってしまうと、主はクライアントで従は自分自身です。

平たく言うと、主人に従う人になるわけです。

経験上の話を2つ。

「ありがとうございます」と言われ続けると、無理が言いやすい

自分が発注者(依頼者)だったときに、電話口で「ありがとうございます!」と言われていました。

人間の心理的に最初は何でもなかったのですが、同じ人に言われ続けると「これは、いろいろとお願いしても大丈夫だな」と思い込んでしまうのです。主従関係がそこに出来上がってしまっているので。

だから多少の無理も言いやすくなり、相手も反論ができない状態になっていました。

何でもかんでも受けてしまって業務多寡に

同僚で「ありがとうございます!」を相手が意地が悪い人に多用した結果、業務多寡でギブアップしたことも…。

「あれもこれもやってよ、俺は忙しいんだから。わからないんだから。」と何でもかんでも契約外の要件も頼むようになってきて、断ることもできずに、そのクライアントの業務ばかりをさせられる。

本人曰く、「もう下僕ですから」と…。

ありがとうございます!の代わりになる言葉

「ありがとうございます!」に関して下僕化の要因と記載しました。では、なにが代わりになる言葉で、なにが正解なのでしょうか?

これは、いろいろな意見や言い方はあると思います。その中で、自分自身が辿り着いたのは、何も言わないことです。

つまり、すぐに要件を持ってくるということです。

  1. 今お時間大丈夫ですか?
  2. ええ、大丈夫ですよ。
  3. 先日、お話した◯◯ですが…

2番と3番の間には、なにも言葉はいれないで、間髪をいれずに用件を話す。これが一番です。

相手にとって時間は大丈夫と言っても、時は金なりです。無駄な言葉を挟まずに、必要事項をスパっと伝える。それもまた、相手に対しての配慮です。

そして下僕化も起こりません。配慮を見せつつ、スムーズなやり取りで電話が終わる。理想だと思いませんか?

もし「ありがとうございます!」と言ってみて苦しんだ経験があるのでしたら、言わないで要件を話してみてください。まったく苦しむことも無くなります。

最初はクッションの言葉を入れたいと思いますが、まったく不要です。相手にとっても、すぐに要件に入って違和感を感じることはありませんからね。

あとがき

下僕になると辛いです。とにかく案件が終わるまで、地獄が続く場合がります。

自ら下僕にならないように、自ら相手に意識させないように、ちょっとした言葉遣いですが気をつけてみるのはいかがでしょうか?

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